『 天神 』 塾  〜 都と祟りなす御霊 〜
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平成17年7月10日
天神塾第3回目が北野天満宮で開催されました。

第一部 『祇園社(ぎおんしゃ)と御霊会(ごりょうえ)』

河原正彦(陶芸の森館長・京都橘大学教授)
梅雨のさなか、境内もしっとりと潤っています。
受付が始まる頃には雨も上がり、日が射してきました。
 
祇園祭は、正式には「祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)」と言います・・・と
わかりやすく楽しくお話になる河原先生。

「農村のお祭りは農耕と結びついているので、春と秋に厳かに行われることが多いのですが、
街の夏の祭りは、御霊が災いするのを慰めてご機嫌をとる祭りです。
ですから、その時その時の流行の芸能や美しいものを見せる夏祭りになるのです。
踊ってはじけるお祭りです。」

「宵山のときには縁結びのお守りをくれるところがありますから、そこにはカップルで行ってください。」
ちょうど祇園祭の時期にもあたりタイムリーな講義内容。四条通にはこの日から鉾建ても始まりました。

河原先生から配られた資料には、祇園祭の主な行事(7月中ずっと行事があります)、略年表、鉾建ての位置と巡行のコース、山鉾のそれぞれの説明など、とてもわかりやすいものばかり。
受講生は皆さん、熱心にメモをとりながら聞いておられました。

 


第二部 境内めぐり『茶室拝見』
休憩をはさんで、今日は北野天満宮にある二つの茶室の拝観です。

今日は北野天満宮の権禰宜(ごんねぎ)中野さんが丁寧に説明してくださいました。


まず、社務所を出て南に向かい
天正15年(1587)10月1日
太閤秀吉が「北野大茶湯(きたのおおちゃのゆ)」を開いたと言われる場所に行きました。

豊臣秀吉が北野大茶会で使ったと言われる「太閤井戸」が今も残っています。

また、毎年この「北野大茶湯」を記念して、12月1日に献茶式が行われています。


献茶祭は、約400年前の天正15年の旧暦10月1日に豊臣秀吉公が、千利休・今井宗久らをして催した「北野大茶湯」の縁によって毎年行われている大茶会で、現在では毎年11月26日に木幡(こはた)・宇治・菟道(とどう)・伏見桃山・小倉・八幡・京都・山城等の各茶師が春に製造した抹茶の原料になる碾茶(てんちゃ)を茶壷に詰めて奉納(御茶壷奉献祭)し、その口切式の神事を行ったものを濃茶、薄茶用にひいて用いる。
なお、この献茶祭は在洛の4家元2宗匠(薮内・表千家・裏千家・武者小路千家・堀内・久田)が輪番で6年目ごとに奉仕、神前にて献茶式を行う。
当日は、拝服席、境内の明月舎・松向軒の茶室、社務所等をはじめ、上七軒の歌舞練場・西方寺で副席が設けられる予定。
また絵馬所では和菓子の協賛席が設けられ各地からの多くの参拝者で賑わう。  (北野天満宮ホームページより)

松向軒(しょうこうけん)

北野大茶会の折、細川三斎が茶の水を汲んだといわれている井戸があります。

この日はお茶会が催されていたため、お庭のみの拝見で
中は拝見できませんでした。

   
明月舎(めいげつしゃ)

こちらもお茶会が月に二回催されます。こちらは中も拝見できました。
この写真2枚は、明月舎の中にある「千歳軒(ちとせけん)」と言われる茶室。
ここはお正月のお茶会にしか使われません。
床柱は、伊勢神宮の宇治橋の柱を使われているとか。
直径が30センチもある大きなもの。しかも様々に傷がついていて迫力がありました。

 


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