「日本文化そもそも」とは、
日本文化の根本を知り
「そもそもこういうことだったのか!」ということに気づき
暮らしに息づかせるために
今の世の中から忘れられていることを取り戻し
本当の意味で、心豊かに暮らすためのヒントを見つける講座です。

※「サラダ隊」とは「こころ塾」の「和文化サラダ」開催時に結成された
ボランティアレポーターチームの名前です。
それぞれの感性で書かれたレポートをお楽しみください。

平成22年6月〜1月 講座内容と各先生のプロフィールはこちら。
読売新聞ホームページでも掲載されました。


日本文化そもそも  平成23年1月30日(日)


 祈りと文化その5
〜仏教と先祖教〜


講師:
梶田真章

(法然院貫主、和の学校理事)


場所:京町家連携キャンパス
 
 写真:吉田明彦

主催
和の学校

共催
平成21年度文部科学省
「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」
採択事業
「文化芸術都市京都の文化遺産の保存・
活性化を支える人材育成プログラムの開発・実施」
との連携事業。

代表校
京都工芸繊維大学

連携校
京都市立芸術大学、京都産業大学、京都ノートルダム女子大学

関係自治体
京都市







〔講師ご紹介〕

梶田 真章(かじた しんしょう) 


1956年、浄土宗大本山黒谷金戒光明寺
(くろだに こんかいこうみょうじ)の塔頭(たっちゅう)、
常光院に生まれる。
1980年、大阪外国語大学ドイツ語科卒業。
1984年、法然院第31代貫主(かんす)に就任、
現在に至る。
1985年、境内の環境を生かして
「法然院森の教室」を始める。

1993年、境内に「共生き堂(ともいきどう)
=法然院森のセンター」を新築、 この建物を
拠点に自然環境と親しむ活動を行う市民グループ
「フィールドソサイエティー」の顧問に就任。
現在、京都市 景観・まちづくりセンター評議員、
京都芸術センター運営委員、
きょうとNPOセンター副理事長 、
NPO法人和の学校理事。

アーティストの発表の場や
シンポジウムの会場として寺を開放するなど、
現代における寺の可能性を追求しつつ、
環境問題に強い関心を持ち、
多くの市民団体に参加。
寺を預かる僧侶として、そして一市民として、
個性を発揮できる活動を通じて
社会的役割を果たそうと努めている。

著書 『京都法然院歳時記』京都書院刊(共著)、 
『法然院』淡交社刊(共著)、
『ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる〜』
(リトルモア刊)





第1部 講演
梶田真章氏
―仏教と先祖教―

お寺をアーティスト、演奏家など多くの方々に
活動の発信場所として提供されておられます。
 


「日本の寺は仏教を広めないで、
『先祖教』の儀式をしてきました」と梶田さん。

「昔の日本人は生活の基準が仏教であり、
みな自分は悪人で地獄へ落ちると思い、
謙虚であった。

しかし今は、
生活の基準が法律になっているので、
法律を犯していない自分は善人だと思っている」とのこと。

「かつては苦しいことが多くあり、
それを救っていたのが信仰でしたが、
現代では不条理なことが起こらないと
宗教と出逢わないかもしれない」とのこと。

「もともと祈りとは天下泰平、
五穀豊穣だったはずです。
現代で言えば世界平和と飢餓撲滅となる。

人生の意味を見つけられているときには
宗教はいりませんが、
普段の意味にふりまわされず、
みんなで一緒に真に目覚められたら
良いというのが 究極の悲願である、
となったら宗教的な実践になるのではないかと
思っています」と 語られました。

 




第2部
数珠の使い方




「数珠はもともと数取りの道具です」とのこと。
また「念仏」を唱える意味を語られ、
「南無阿弥陀仏」を唱えてみせてくださいました。



第3部
ほっこりタイム


法然院で日頃出されている季節の絵
(1月なので松と梅)
が入ったお菓子ともに、
梶田さんがお手土産によく使われるという
「大黒屋鎌餅本舗」の「鎌餅」を
いただきました。





当日のアンケートから
ものすごいよい時間を過ごすことができました。
信じることとは、についてこれからも考えていきます。
宗教の大切さがまだまだ若い人には伝わっていないかなと思いました。
頑張ってもらいたいです。
自分の人生の意味、信じたいものは何だろうと考えさせられました。

宗教って何かとっつきにくいものという印象がありましたが、
それが少し変わったかなとおもいました。
今までのこの授業の総合的なテーマでした。
参考になる話が非常に多く心に残りました。
ありがとうございました。
梶田貫主のやわらかな語りと人の心にすっと入り込んで来るような
笑顔にとてもひかれます。
お話を伺って今、とてもおだやかな心持ちでいます。
自分も肩に力を入れず、それでいて回りの方々の心をなごます様な人間に
なりたいと思いながら、今日はお勉強させていただきました。
哲学は大切だと思います。
幼児のころから家庭で学校等で実践されるべき。



日本文化そもそも レポート

和文化サラダ レポート

こころ塾 トップページへ