「日本文化そもそも」とは、
日本文化の根本を知り
「そもそもこういうことだったのか!」ということに気づき
暮らしに息づかせるために
今の世の中から忘れられていることを取り戻し
本当の意味で、心豊かに暮らすためのヒントを見つける講座です。

※「サラダ隊」とは「こころ塾」の「和文化サラダ」開催時に結成された
ボランティアレポーターチームの名前です。
それぞれの感性で書かれたレポートをお楽しみください。

平成22年6月〜1月 講座内容と各先生のプロフィールはこちら。
読売新聞ホームページでも掲載されました。


日本文化そもそも  平成22年6月6日(日)


 祈りと文化その1
〜日本人は何に祈ってきたのか?〜


講師: 鎌田東二 氏

(京都大学こころの未来研究センター教授・
宗教哲学・民俗学・比較文明学専攻・文学博士)


場所:京町家連携キャンパス
 
写真:吉田明彦

主催
和の学校

共催
平成21年度文部科学省
「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」
採択事業
「文化芸術都市京都の文化遺産の保存・
活性化を支える人材育成プログラムの開発・実施」
との連携事業。

代表校:京都工芸繊維大学

連携校:京都市立芸術大学、京都産業大学、京都ノートルダム女子大学
関係自治体:京都市













鎌田東二(かまた とうじ) 

1951年徳島県阿南市生まれ。

國學院大學大学院文学研究科博士課程修了。
宗教哲学・民俗学・比較文明学専攻。文学博士。
京都大学こころの未来研究センター教授。

石笛・法螺貝・横笛奏者。
フリーランス神主。
神道ソングライターとして200曲余を作詞作曲。

著書に、『翁童論』4部作(新曜社)、
『宗教と霊性』『神と仏の出逢う国』(角川選書)、
『超訳 古事記』(ミシマ社)、
『モノ学の冒険』『平安京のコスモロジー』
(編著、創元社)など多数。





 
澤田美恵子氏
(京都工芸繊維大学大学院教授)
 
吉田理恵子氏
(和の学校理事)


第1部 講演
鎌田東二氏
―日本人は何に祈ってきたのか?―
神道シンガーソングライターとしてライブ活動もされています。
 



フリーランスの神主でもある
鎌田先生は毎朝、
比叡山を拝むことから一日が始まるとのこと。

講義の最初にその様子を再現。
ほら貝が会場に鳴り響きます。

祈りとは
「生きていく拠り所、生きる基点になっています。
また心の安定を生み出していることは間違いない」 とおっしゃいました。

また、『古事記』や詩人 山尾三省氏の詩の一節を朗読され、祈りというものを参加者は耳で、肌で感じることができました。


日本の風土と祈りの関係にも触れられ
「とりわけ重要なことは、綺麗な水が大量にあることであり、
日本の文化の根本をなしていると私は思います」
とも語られました。


第2部 体験
―  耳をかたむけてみる ―
 
法螺貝や竜笛、石笛、勾玉、横笛の演奏も行われました。
勾玉楽器説を唱える鎌田先生は勾玉を実際に吹かれ、
楽器にまつわる数々の思いも語られました。
 


第3部
ほっこりタイム


柚子琥珀 (式亭)


 

 





当日のアンケートから
今まで、日本の神仏について講義を聞いたことがなかったので
知らないことがたくさんあって興味深かった。

日本の神について考えるよいきっかけになった。

以前から神道に興味があり、理系の大学生でありながら、
このような講義を聞く事が出来てとても面白かった。

また岩笛や法螺貝などが生で演奏されて良い体験になった。
ただ博物館に昔のままではなく、誰かが吹いたものがあり、
それを見ていたのなら少し嫌な感じはするが、
勾玉が笛になるのはとてもびっくりした。
どの国にも祈りというか信仰というものがあるが、
それが人の心のよりどころになっていたりして普段忘れている。
あるいは気づいていないものに気付けたりするのだと思う。
石まで楽器になるとは思わなかったし、
特に自然にあいた穴の石でこんなきれいな音が出るとは思わず、
また勾玉でもならせるとは思わなかったし、
先入観にとらわれてはいけないと思った。
現代の人々は知人友人にはとても親切だけれど、
不特定の人にはあまり気を使わなくなってきていると思います。

日本人は元々回りの人や顔は直接合わせなくても
次にそこを通る人たちへの配慮を大切にしてきた氏族だと思いますが、
その美しい文化を途絶える事なく
次の世代に伝えていかなくてはいけないと思います。

まずは大人が学び子供達へ家庭から伝えていく事が大切と思います。



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