2004年7月14日 和の学校宣伝カー

チラシがやっと出来た。
デザインはボランティアのMさん。美術大学の学生さん。就職活動をしながらだったので、大変ご迷惑をかけてしまったが、素敵なものに仕上がった。文章ばかりなので、かわいくしてね、と言ったら本当にかわいくなった。

さて、チラシが出来たんだから、皆さんに配らなくちゃ。

そこで登場したのが下の写真。
以前もご紹介したボランティアのS君。彼の車椅子にBOXをつけて和の学校宣伝カーの出来上がり!スタッフのYさんが自宅で作ってきてくれた。

和の学校の事務所の前で。後ろに見えるのがS君用の「一枚板」のスロープ。
「ご自由にお取り下さい。ボクもこの活動に参加しています。」と書いてある。この下に「彼女募集中」と書こうかと思ったけどスペースがなかった。
車椅子をこんなふうにナナメにしても、蝶番(ちょうつがい)がついているので中のチラシは落ちないのだ!すごいぞYさん!
   

「これから人ごみの中ではゆっくりと移動したりして。」なーんてS君もやる気マンマンです。
地下鉄などで移動することが多いS君。彼を見かけたらチラシをとって、声もかけてみてくださいね!

それから、私もチラシを配ってあげる!という方がおられたらご連絡ください。すぐにお送りいたします! (R・Y)


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2004年5月17日 熊本の原賀さんを訪問

和の学校では日本の文化を子ども達に伝える活動をしていこうとしているが、果たして子ども達を和室に正座させても、かえって逆効果なのでは・・・?という思いが常にあった。
いかにして子ども達に日本の文化の素晴らしさを伝えることが出来るのか・…。

そんな思いの中で、原賀さんの本に出会った。
「ふるさと子どもグラフィティ」。

少し前の子ども達はこんなふうに遊んでいた。
竹とんぼ、笹ぶね、木の上の基地、れんげの首飾り…そんなものが温かいイラストとわかりやすく楽しい文章で描かれている。

熊本で生まれ育った原賀さんご自身が、子どもの時に遊んだ内容がぎっしりと詰まった本!

そう。私も幼い頃、野イチゴや土筆(つくし)を摘んだり、カエルやザリガニを捕まえたり、野の花や鳥の名前を覚えたりした。レンゲの首飾りも作り、葉っぱで笛を作った。
だからこそ、大人になった今、床の間の花や軸を見て季節を感じたり、料理の中の旬のもので作ってくれた人に感謝したりできるのだと思う。

遊ばなくちゃ。

時間がかかるかもしれないけれど、そうすれば大人になったときに日本の文化がわかるし、好きになれるはずだと思う。

この本の作者に会いたい!そう思った私たちは夜行バスで熊本に押しかけた。(お金が無いので、どうすれば一番安上がりで行けるかいろいろと検討した結果、夜行バスで行って夜行バスで帰ってくるということに決定。めちゃくちゃハード。)

原賀さんご夫妻は、押しかけた私達をあたたかく迎えてくださり、たくさんたくさんお話をしてくださった。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去って、(朝9時にお邪魔して夜8時までずっと話しっぱなし。)帰りの夜行バスに飛び乗った。

実際に竹で笛を作ってくださる原賀さん。これは「音階笛」。

お弁当やお寿司によく使われている「バラン」をリードにした笛。

 
奥様の心づくしの飲み物。よく冷やされていてとても美味しかった。竹をそのままグラス代わりに。
近くで摘んで来られた野イチゴ。懐かしい味がして涙が出そうになった。
原賀さんが子どもの時に住んでいた家を復元したもの。これもすべて原賀さんの手作り!
魅力あふれる原賀さんご夫妻。グラフィックデザインと印刷のお仕事をされているが、自費出版したこの本が話題になり、あちらこちらで子ども達に遊びを伝える活動もされている。

やはり行ってよかった。

今のままではいけない、この状況を何とかしなければならない。そんな思いと同時に、楽しみながら様々なことに取り組まれている原賀さんご夫妻の姿勢に多くのことを学ばせていただいた。

でも、とにかく!こんなにたくさんの遊びを細かく覚えておられて、それを絵に文章に描ける原賀さんはすごいと思う。

本は

『ふるさと子どもグラフィティ』
『ふるさと子どもウィズダム』
『ふるさと子ども遊びの学校』

の三部作となっていて、今も新しい本を執筆中とか!

(この本は和の学校でも、原賀さんのご好意で購入できるようになりました。
詳しくはまた近日中にお知らせいたします。待てない人はメールで問い合わせください。)

このご縁を大切にしていきたい!と強く思う私達であった。
(R・Y)


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2004年5月9日 五十鈴塾を訪問

三重県伊勢市にあるNPO法人五十鈴塾さんは、伊勢神宮前の「おはらい町通り」で、「暮らしっく日本」をキーワードに日本の伝統文化・生活文化を体験する施設を運営し、日本のこころを伝える活動をしておられる団体だ。

昨年10月に相互リンクをしたことからメールでのやりとりが始まり、「和の学校」がNPO法人設立時には、いろいろなことを教えていただいた。

一度もお会いしたことがないのに、ずーずーしく、しかもたくさん質問をする私に、丁寧に親切に教えてくださる五十鈴塾の佐藤さんには本当にお世話になった。メールの向こうからニッコリ笑顔が見えるような優しい文章に思わず手を合わせたものだ。

ぜひお伺いして、実際にいろいろとお話をお聞きしたい!とずっと思っていたのだが、ついにその思いが叶った。


和の学校スタッフのYさんと私は、伊勢神宮のお参りをすませた後(雨で結構ずぶぬれになりました)五十鈴塾さんを訪問。とてもあたたかく迎えていただいた。

五十鈴塾さんには立派な日本建築の施設が3棟ある。
左王舎と呼ばれる建物には本格的な茶室があり、右王舎と呼ばれる建物には井戸やおくどさん、囲炉裏などがあり、それぞれの特性を生かした講座が展開されている。
詳しくは、五十鈴塾さんのホームページ をご覧頂きたい。

この五十鈴塾は赤福(赤ふく餅の会社)の現社長のお母様である濱田ゆきさんが、日本の良いものを伝えていきたいと設立したもの。


今回は、その五十鈴塾さんの活動についていろいろとお話を伺い(細かいことまで教えていただいてありがとうございました!)、建物も拝見させていただいた。

中央舎。ここに事務局がある。
中央舎の2階。鏡があり、着付けなどの教室に活用されている。
左王舎の露地。これも受講生の方が講師の方に指導を受けられながら作られたとか。
こちらの建物には、立派な茶室や和室があった。ちょうど次の日が伊勢神宮の献茶茶会のため、部屋の中は準備中だった。
 
右王舎。京都の町家に似た、商家のような作りになっていた。
こちらも広い和室がある。
おくどさん。ここで火を使って実際にお米を炊く体験会もされる。
このそばに囲炉裏もある。
井戸からポンプを使って水もくみ上げられる。
五十鈴塾の佐藤さん(左)と三橋さん。日本の文化が大好き!という思いが伝わってくる方々。 お二人ともとても気さくで楽しくお話をしてくださった。ありがとうございました!

建物も素晴らしかったが、やはり運営する方々の情熱を強く感じた。そして情熱だけでなく、人を包み込むように迎えてくださるやわらかい空気が素晴らしい。私達もそうありたいと思う。

またこれからも同じ思いを持つ団体同士で連動していくことが出来ればと思う。
次はいつ五十鈴塾に行こうかな〜。ありがとうございました!

(R・Y)



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